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2017-06-11

106ヶ国目カンボジア入国!9年ぶりのリベンジはいかに…

106ヶ国目カンボジアに無事入国しました!
じつはじつは9年ぶり2回目のw


2008年、この【生路-IKIRO-】と題した僕の自転車地球一周の旅に出発する前年に、海外走行の経験を積もうとカンボジアの首都プノンペンからタイの首都バンコクまで走ったのが台湾縦断に次いで2回目の海外自転車走行でした。

 

その時のカンボジア・タイには苦い思い出がいっぱい。。。
結果的には今に活きる経験となっているのだが、この走行時カンボジアの一大観光地アンコールワット遺跡があるシェムリアップという町で睡眠強盗に遭い、寝込みを襲われて全ての貴重品を盗まれたことがあったのだ。

正確には夕食に入ったレストランでおそらくビールに睡眠薬を盛られ、意識が混沌とするまま なんとか宿に戻った。この時点で気づけば良かったのだが、まだ旅の初心者。慣れない海外走行と食事に変に酔ったか食事に当たったのか?と思っていて、そのままベッドに倒れこんで眠りに落ちてしまったのです。今考えたらビール1本で泥酔状態まで酔うのもおかしい…。。(きっと僕と会ったことがある人なら理解できるはずw)

 

その夜半、一眠りして目がさめると、何かが変わっていた。
あからさまに開放的な気配がするのである。

 

寝起きで鈍る頭で部屋眺めていると、その原因らしい変化を発見した。発見したのだが、それが目の錯覚なのか、寝ぼけているのか、視力がまだ慣れていないだけなのか、なんとも判断がつかない信じがたい現象だった。

 

だって、部屋の扉がごっそりなくなってるんだもんw

 

ない扉をベッドの上から眺めていたら、ニュルっと人が入ってきて、貴重品ポーチを掴む…

 

そこからはドタバタ劇にまーなりまして。。
結果的には捕り逃したんだけど、数時間後に現金だけ抜かれた貴重品ポーチを宿の向かいの家の屋根から自力で発見するって結果に…。。

 

それがカンボジアの痛い思い出。
さーて、、9年ぶりのリベンジはどうなるでしょうか…。。


と、当時を思い出しながら因縁のタイ・カンボジア国境に到着。

 


当時は強盗にあった直後ってのもあったし、カンボジアの子供たちを売春目的でタイに人身売買しているという内容の『闇の子供たち』(著:梁石日)という本の記憶も残ってて、ダッシュで駆け抜けた国境でもありました。


※国境をパニック状態で通過したため、後ほどタイの通貨を1円も持っていことに気がつきタイの国際空港に着くまでの2日間飲まず食わずで走り続けたのも当時の思い出の苦さを増している。

 


カンボジアへはビザが必要。ビザの申請を代行してくれるお兄さん。

そのイメージがあったので、今回あらためて国境を訪れてみると、ずいぶんクリーンになった印象。カンボジアビザの手続きをしてくれたお兄さんは『ここでビザ代を払っているから国境ではお金を払う必要はないからね!スタンプだけだからね!』と丁寧に忠告してくれるほどでした。

ま、そのビザ代と代行料がちょっとボラれてたのは秘密の話w

 


タイではギャンブルはご法度なので国境内にあるカジノとホテル。

でも、やっぱりここの国境のカオス感は健在でした。タイ・カンボジアでは通行車線が左と右で変わるのだが、大型トラック、車、トゥクトゥク、バイク、荷車がそれぞれ好きなタイミングで車線を変えるために大渋滞とクラクション嵐。両国の出入国事務所の間がこんなにも自由気ままな国境も珍しい。。100ヶ所以上の国境をまたいで来ても、やっぱりここは世界有数のカオスっぷりでした。

 


カンボジアに入国すると道の両脇はどこまでも田圃となる。このどこまでも広がる田圃と広い空を見ると『カンボジアに帰って来たんだな…』と実感する。どこへ行ってもコンビニやスーパーがあったタイの走行はとても便利だったが、町と町の間には田圃しかないカンボジアも走っていて気持ちのいいものである。

 

しかし、困るのが突然のスコール。走れば何かがあったタイでは雨宿りも簡単にできたが、田園に一本道が続くカンボジアではそうもいかない。

 


だからスコールが来ると目に付いた民家でも商店でもなんでもいい。屋根がある場所に自転車ごと突っ込み雨宿り。

こんな突撃がいい出会いになったりするものなんです。


でも、突然の知らない人間が押し込んできたら誰だって嫌なも。『雨だから変な奴が来た』って迷惑かけないようにご注意を!『雨だから面白い奴がきたもんだ!』と思ってもらえたら嬉しいよね。そうなると雨の時も僕も楽しくなる。だからいい出会いになる。田舎の人は英語は通じないけど、どうせ僕も喋れないし、言葉が通じないからコミュニケーションが取れないってことはないと思うのよ。心を開いてもらうには言葉じゃないのよね。リスペクトよ。

 


9年ぶりにカンボジアを走ってみても素朴な生活はそのままで、『ハローハロー!』と何かに取り憑かれたように叫び続ける子供達も健在で、やっぱり町と町の間には何もなくてイメージ通りのカンボジアの姿がここにはあったが、大きく変わったこともある。

 


一番驚いたのがアスファルトで整備された道路!

9年前といっても21世紀。30年前とか50年前とかいう話でもありません。ほんの9年前、アンコールワットのあるシェムリアップからタイの国境までのこの道は赤土の未舗装路だったんです。ベトナムとタイとを結ぶカンボジアの大動脈が!です。

 


2008年はこんな赤土の道でした。

強盗にあった後、タイ国境に急いで向かいたい僕には絶望的な光景に写ったことは否めません。。砂でタイヤは取られ、大型トラックもスピードを緩めることなく通過して行く。おかげで砂埃が舞い、目も開けられず、呼吸もできない大変な道だったんです。

 


おかげで自転車こいでるだけなのにこの有り様…。。

用水路からの冠水で道はなくなるし、各所で工事はしてるしで全く進まず、帰国の飛行機も迫っていたのでタイ国境までは走行を諦めバイクタクシーで移動するしかなかったのです。

だから今回が点線にしてしまった地図を埋めるための9年ぶりのリベンジ。

 


タイ国境から2日で悠々リベンジ達成。
アンコールワットのあるシェムリアップの町に帰ってきました。

 


というわけで、堂々の凱旋ランです。

貴重な貴重な走行デボリですよ!
Photo by Yusuke Ono

 


それと、もう一つの変化が9年前はアメリカドル一色だったカンボジアの通貨事情が、カンボジアリエルの自国通貨も新札がたくさん発行されどちらも流通していること。印象としては観光客相手の商売はドル、市場での買い物やバイクタクシーなどの交渉はリエルが使いやすい印象です。(ドルだと1ドル、2ドルとドンブリ勘定になりがちなので、細かく払う場合はリエルがいい)

 


ま、練乳と氷がたっぷりなカンボジアドリンクは変わらずでしたがw

 

今日は6月10日『時の記念日』です。
変わったものも変わってないものも
変わった自分も変わってない自分も

 

いろいろと時の流れを感じてしまうカンボジアナウでした。

 

 

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